とある塾講師の成り行き

私が塾講師からなにかになるまでの記録

【勉強法】シンプルで最強な暗記術

【結論】

暗記に得意とか不得意とかはない。

できるやつは覚えるまでやってるだけ。覚えるまでやれ。

 

こんにちは。マーシャルと申します。

 

ここは、新卒塾講師が転職をするまでの記録をするためのブログです。転職し終えた後に書く内容はまだ決めていません。あとたまに勉強のこととかも書きます。

 

簡単なプロフィールは以下。

【プロフィール】

・地方国公立大卒

・四年間教員養成課程で学び、その後大手学習塾へ入社

・予想を上回るブラックさに面食らって、すぐに辞めたい状態に

・5月から転職を考え始め、求人をあさったり

 

〇資格

・中学校教諭第一種免許状(国語)

・中学校教諭第一種免許状(英語)

・高等学校教諭第一種免許状(国語)

・高等学校教諭第一種免許状(英語)

・TOEICL&R 860点

 

 

人間の記憶力はくそofくそ

はじめに言っておくが、一瞬で覚えられる系の暗記方法はない。異常記憶とかでもない限り、物事をすぐに暗記するのはほぼ不可能である。どこかで聞いたことがあるのだが、人間は一度見聞きしたことは一応脳内のメモリに残っているらしい。ただ、その数があまりにも膨大なので、すべてを引き出そうとすると相当なエネルギーがいるから、重要じゃないと判断した情報にはカギをかけてしまう。この鍵はちょっとやそっとじゃ開かないのだ。さっきまで見ていたはずの夢をわすれてしまったり、今日すれ違った通行人の顔を覚えていなかったりするのは、あなたの脳が、そうした情報に対して「どうせ大したことないからもうおもいださなくてええやろ」というような具合でカギをかけるからである。

 

ではなぜ「暗記」ができるのか

この記事を見てくれている読者の皆様は、おそらく、youやshe、make、playなどの英単語の意味を聞かれれば即答できるだろう。では、今あげた単語を暗記しようとしたことがあるだろうか。記憶をさかのぼってみてほしい。おそらく勝手に覚えていたのではないだろうか。

先ほど、人間はどうでもいい情報を忘れるという旨を記述したが、どうでもよくない情報というのは、「何度も出会っている情報」である。あなたはyou「あなた」という単語に何回も出会っているから、勝手に覚えているのである。つまり、すこし雑な言い方になるが、「何回も出会えば覚えられる」ということだ。超シンプル。だれでもできる。

 

暗記の方法は超シンプル

さて、前置きはこれくらいにして、私が常日頃行っている暗記方法を以下に述べる。

 

①とりあえず1周やる

②やってる途中で、わかったもの(覚えていたもの)にチェック☑をつける

③☑がついていないものだけもう1周

④①~④を☑がすべてつくまで繰り返す

 

以上である。

 

覚えるのではなく、脳に「覚えさせる」

先ほども言ったが、ちょっとやったくらいで暗記ができるなら、それはもう天才だ。基本的には、何度も出会わない限り全く覚えられない。これは別にあなたが悪いとかではないくて、人間の脳とはそういうものなのだ。周りに暗記が得意だという人がいるだろう。そいつは本当は、「覚えるまで何度もその情報に出会っている」だけだ。

一部の人を除いて、人間の脳はくそみたいな記憶力なので、無理やりにでも、脳に対して「これはマジで重要だから覚えておけよ」と言い聞かせる必要がある。

だから何度も脳に認識させよう。「こいつめっちゃこの情報ばっかり見てるな。そんなに重要なのか。覚えとこ。」と脳に思わせることが大切なのだ。何度でも、時間をかけていいから、覚えるまで出会いなさい。

 

ちょっとだけ具体的にやり方を説明する

暗記の悩みをかかえるのは、テスト勉強をする中高生あたりが多いと思うので、学校のワーク(問題集)を例にとる。

とりあえず、まず1周問題を解いてほしい。優秀な人間を除いて、多くの人は全然わからないしとけない。それでも3分の1くらいだったらわかると思うので、分かった問題は「覚えてた!ラッキー!」くらいで済ませて☑をつけていってほしい。わからない問題については、考える時間が無駄なので、すぐに答えと解説を見て、「フーン、こんな感じね」くらいで流す。どうせ覚えられないし、あとでまた戻ってくるのだから、潔くあきらめて次に進む。そんなペースで進めると、割と早く1周解き終わるので、2周目に取り掛かる。

2周目は、☑がついていない問題だけを解く。1周目よりも当然解く問題が少ないので、すぐに終わる。そんな感じで3週目、4週目…と繰り返していくうちに、いつの間にかすべて解けるようになっているという感じだ。

 

おわりに 「自分の記憶力を過信してはいけない」

口酸っぱくいうが、人間の記憶力は本当にくそ。覚えたい内容があってもすぐには覚えてくれない。

あなたは暗記が苦手ではない。今まで覚えるまでやり続けるということをしてこなかっただけである。これから暗記が必要なら、暗記するまでやればよし。それだけ。

暗記をするためには継続的な学習が必要である。一夜漬けという言葉があるが、これはマジで暗記には向かない。何度も出会うという段階を経て、やっと脳が重要だと認識するのだから。そのため、一夜漬けで例えば5時間かけるくらいなら、一日30分の勉強を10日続けるほうがはるかに暗記できる。

あなたの脳はそう簡単に覚えてくれない。ちょっとだけ時間をかけて、覚えさせてあげよう。

 

 

 

正直社会人初日から転職考えていた話【新卒塾講師の転職物語③】

こんにちは。マーシャルです。

社会人になって3カ月。すでに転職を考えているわけだが、私が転職を意識し始めたのは、なんと社会人初日までさかのぼる。

 

 

11時間労働の初日

私の会社では、新卒は春期講習とその準備機関から就業が開始することになっている。3月の下旬からである。周りよりも一足先に社会人になった私は、これから始まる社会人生活に胸を躍らせていた。

思えば私は、大学生時代の4年間はずーっと塾講師をしていて、これが楽しくて仕方がなかった。これからはたくさん授業ができるし、社員として塾を支えようと思っていた。

 

しかし、春期講習一日目に通達されたスケジュールは、9時出勤20時退社である。

 

「11時間!!!??!??!?!?!?!」

 

と思ったが、正直最初は塾だしそういうものとして受け入れていた。しかも業務の内訳も、事務的なことはやれることが少ないから、ほぼずーっと授業をし続けて、ちょっとだけ雑用してという感じ。マジで疲れた。あれほんとに疲れた。ありえないくらい疲れた。

 

春期講習は前半4日間やって1日休み、その後もう4日間という構成になっていたが、前半4日の時点で体力をすべて刈り取られた私は、そのあとの休みはくそほどだらだらしてやった。そのとき、ふとTwitter

 

「新卒一日目から残業させる会社はマジでやばいから気をつけろ」

 

というようなツイートを大量に見つけてしまい、「あれ、おれ会社選びみすったか?」と思い始める。講習期間中も社員に休憩はないので、労働時間は8時間+3時間で、実質的には毎日3時間は残業しているのと同じである。やばい!

 

一度こうした意識が芽生えると、もう戻れない。休憩がないこと、9時からきている校舎長が話を聞くと22時半に帰っていることなどなど、新卒なりに労働環境の悪さを見つけていく。

 

「これは.......、転職一択だな」

 

早番・遅番の概念が全く通用しない

講習3日目あたりで気づいたのだが、講習期間中は出勤の時間の区分に早番と遅番が存在していたらしい。

 

早番:9時~18時

遅番:11時~20時

 

というふうに定時が分かれている。さて、なぜ講習3日目になってそれにやっと気づいたのかというと、遅番であるはずの校舎長が、早番である私と同じ時間に出勤していたからである。

 

どうやら業務量多すぎ、入塾問い合わせ(&面談)入りまくりで11時からきていたのでは到底間に合わないらしく、9時に来て22時半くらいに帰っていたらしい。後日出勤簿を確認したら、9時から19時で打刻されていたし、私の出勤簿も9時~18時で打刻されていた(笑)。この職場では、残業が当たり前なのに残業がなかったことにされている。

初日に比べてだんだんと目のクマが濃くなり、活力を失っていく校舎長を見た私は、「ここにいたらいつか死ぬ!」とやや大げさであるが、そう確信した。

 

「これは.......、転職一択だな」

 

ミーティング中の唱和が嫌すぎる

講習期間かどうかに関係なく、毎日のミーティングがある。もちろん講習初日もあった。そこでは講習の体験で来ている生徒に継続をとれそうかどうかや、目標数字のチェックなどを行う。まずこの時点でも、会社でしか通じない用語が死ぬほどあって何言ってるかわからなかったのもプチストレスだったが、一番いやだったのは唱和である。

 

唱和というのは、今やブラック企業の代名詞と言っても過言ではないが、企業理念や社訓を大声で叫ぶというやつだ。ミーティングがひと通り終わると、「んじゃ、唱和いこっか」と校舎長がいいだし、突然大声で、意気揚々と叫び始める。私と先輩社員がそれに呼応する。唱和が終わった後の校舎長と先輩社員はどこか誇らしげだったが、私はこれを正直「きっしょ」としか思えなかった。別に唱和そのものを悪いとかいうつもりはないが、個人的には…

 

「これは.......、転職一択だな」

 

たぶん学習塾業界はどこもたいして変わらない(知らんけど)

ここまで講習で私があまりにも面食らって、転職を考えるに至るまでの様子をつらねたが、程度の差はあれど、どこの塾もこんな感じなのかもしれない。私は大学生時代に塾を2社経験しているのだが、思い返すと確かに近しい働き方をしていた。

 

学習塾がほかの業界と違うのは、基本的には「教育業界(特に塾)が好きで、または先生という職業にあこがれがあって」、入ってくる場合が多いということである。やりたいこともないからとりあえず就職しました、みたいな層がこの業界には少ない。

 

とてもいいことだと思う。やりたいこともないのに適当に就活して、適当な社会人生活っを送るよりはまだましなのかもしれない。

 

けれども、働き方の面では本当に下位層。ホワイトな環境とは程遠い。だからそれなりの覚悟がいる。私はその覚悟がなかった。今から違う塾に転職したところできっと何も変わらないのだろう。

 

学習塾の労働環境はくそ中のくそ【新卒塾講師の転職物語②】

学習塾の労働環境は、基本的にくそ中のくそである。以前、私が就業する教室に労基の人が来たので、少しだけ話をしたのだが、「教育と介護の業界は基本的に休憩とかないですね~(笑)」と言われた。そうです。たしかに休憩なんてないんです。というかどうやればまず一時間も業務が全くない状態を生み出せるのかわからん。ほかの会社に勤める友人たちは、ランチタイムを謳歌するインスタのストーリーをあげているのに、私と言えばずーっとパソコンとにらめっこ。

 

今回は私が就業3カ月を迎える今、学習塾の働き方で感じることを書いていく。

 

 

①休憩が存在しない

私の勤める会社の募集要項にはこう書いてある。

 

13:00~22:00 実働8時間

 

つまり「休憩が1時間あるよ。」と言っているわけだな。

 

「いやねえよ!そんなもん!」

 

あるわけない。あるはずがない。まじでない。昼飯を外に食いに行く時間はない!②でも書くが、やることが山ほどあって、休憩という概念が完全に消滅している。そもそも休憩時間であっても問い合わせの電話や、保護者からの連絡が来るので、完全に業務から離れる時間は全く存在しない。

 

②業務量が多すぎる問題

他社はどうだか知らないが、私の会社には事務員がいないので、事務的な業務を教室にいる社員が行うことになる。つまり社員が行う業務は

・校舎のマネジメント(これは特に校舎長の比重が大きい)

・授業

・事務や雑務

の3つである。そしてこの「事務・雑務」が無限に湧いて出てくる。本当に多い。多すぎ。入力しなきゃいけないこと(問い合わせ数・コマ数・新人生徒の情報・面談の記録など挙げだしたらきりがない)が大量にあり、1個終わってもまた次の事務作業がある。また月に一度、月謝の請求を立てるための請求書作成の業務があるのだが、これは本当に無限。無限を辞書で引いたらまずこの事例を出すように、広辞苑に問い合わせようか迷うレベルである。

そんなこんなで一生仕事が溜まっていくので、休憩が取れないのはもはやいうまでもないことであろう。

 

③普通に就業時間が遅いし長い

①で挙げた就業時間を以下に再掲。

13:00~22:00 実働8時間

はいー。そんなわけありませーーーーーーーん。うっそでーーーーーーす。

 

まず来るのは基本12時半。掃除やらミーティングで使う資料の準備やらをこの30分で行う。んで帰るのも22:45。さっき言ったように、業務量が多いからだ。ただ、22:45で帰れるのは、そこが「強制退社時間」だからである。以降はPCも使えず、とても作業などできたものではない。そこでどうするかというと、校舎長は早出をする。当たり前のように出勤簿は打たない。11時に来ても13時からかのように打刻する。

 

だから(新卒はまだ校舎長より業務が少ないのでましだが)基本毎日10時間は最低でも働いていて、終わるのは11時前だからプライベートの時間も作りにくい。今はまだ独り身だからいいが、将来的に結婚などを考えたときにはとても理想的な環境とは言えない。

 

④校舎長の責任がくっそ重いのに給料がそんなに変わらない

私の会社はだいたい2~3年で校舎長になる事例が多い。若くして校舎長になるわけだが、くっそ責任が重いし、やることも多いのに、給料が対して新卒の私と変わらない。体感約数倍の責任と業務を背負っているのに、給料は私より2~3万高い程度。地獄なのかここは。私はここにいたらあと1年くらいで校舎長にされてしまう。無理すぎ。早く転職しようマジで。

 

 

以上、学習塾の労働環境はくそ中のくそであることを語る記事でした。まあほかにもいくらでも愚痴は言えますが、ここではこの程度に。

【新卒塾講師の転職物語①】たすけてくれ!

はやくも転職がしたい!

はじめまして。マーシャルと申します。

 

ここは、新卒塾講師が転職をするまでの記録をするためのブログです。転職し終えた後に書く内容はまだ決めていません。

 

簡単なプロフィールを以下に書きます。

 

【プロフィール】

・地方国公立大卒

・四年間教員養成課程で学び、その後大手学習塾へ入社

・予想を上回るブラックさに面食らって、すぐに辞めたい状態に

・5月から転職を考え始め、求人をあさったり

 

〇資格

・中学校教諭第一種免許状(国語)

・中学校教諭第一種免許状(英語)

・高等学校教諭第一種免許状(国語)

・高等学校教諭第一種免許状(英語)

・TOEICL&R 860点

 

といった感じです。

 

詳しいことは次以降に。