とある塾講師の成り行き

私が塾講師からなにかになるまでの記録

学習塾の労働環境はくそ中のくそ【新卒塾講師の転職物語②】

学習塾の労働環境は、基本的にくそ中のくそである。以前、私が就業する教室に労基の人が来たので、少しだけ話をしたのだが、「教育と介護の業界は基本的に休憩とかないですね~(笑)」と言われた。そうです。たしかに休憩なんてないんです。というかどうやればまず一時間も業務が全くない状態を生み出せるのかわからん。ほかの会社に勤める友人たちは、ランチタイムを謳歌するインスタのストーリーをあげているのに、私と言えばずーっとパソコンとにらめっこ。

 

今回は私が就業3カ月を迎える今、学習塾の働き方で感じることを書いていく。

 

 

①休憩が存在しない

私の勤める会社の募集要項にはこう書いてある。

 

13:00~22:00 実働8時間

 

つまり「休憩が1時間あるよ。」と言っているわけだな。

 

「いやねえよ!そんなもん!」

 

あるわけない。あるはずがない。まじでない。昼飯を外に食いに行く時間はない!②でも書くが、やることが山ほどあって、休憩という概念が完全に消滅している。そもそも休憩時間であっても問い合わせの電話や、保護者からの連絡が来るので、完全に業務から離れる時間は全く存在しない。

 

②業務量が多すぎる問題

他社はどうだか知らないが、私の会社には事務員がいないので、事務的な業務を教室にいる社員が行うことになる。つまり社員が行う業務は

・校舎のマネジメント(これは特に校舎長の比重が大きい)

・授業

・事務や雑務

の3つである。そしてこの「事務・雑務」が無限に湧いて出てくる。本当に多い。多すぎ。入力しなきゃいけないこと(問い合わせ数・コマ数・新人生徒の情報・面談の記録など挙げだしたらきりがない)が大量にあり、1個終わってもまた次の事務作業がある。また月に一度、月謝の請求を立てるための請求書作成の業務があるのだが、これは本当に無限。無限を辞書で引いたらまずこの事例を出すように、広辞苑に問い合わせようか迷うレベルである。

そんなこんなで一生仕事が溜まっていくので、休憩が取れないのはもはやいうまでもないことであろう。

 

③普通に就業時間が遅いし長い

①で挙げた就業時間を以下に再掲。

13:00~22:00 実働8時間

はいー。そんなわけありませーーーーーーーん。うっそでーーーーーーす。

 

まず来るのは基本12時半。掃除やらミーティングで使う資料の準備やらをこの30分で行う。んで帰るのも22:45。さっき言ったように、業務量が多いからだ。ただ、22:45で帰れるのは、そこが「強制退社時間」だからである。以降はPCも使えず、とても作業などできたものではない。そこでどうするかというと、校舎長は早出をする。当たり前のように出勤簿は打たない。11時に来ても13時からかのように打刻する。

 

だから(新卒はまだ校舎長より業務が少ないのでましだが)基本毎日10時間は最低でも働いていて、終わるのは11時前だからプライベートの時間も作りにくい。今はまだ独り身だからいいが、将来的に結婚などを考えたときにはとても理想的な環境とは言えない。

 

④校舎長の責任がくっそ重いのに給料がそんなに変わらない

私の会社はだいたい2~3年で校舎長になる事例が多い。若くして校舎長になるわけだが、くっそ責任が重いし、やることも多いのに、給料が対して新卒の私と変わらない。体感約数倍の責任と業務を背負っているのに、給料は私より2~3万高い程度。地獄なのかここは。私はここにいたらあと1年くらいで校舎長にされてしまう。無理すぎ。早く転職しようマジで。

 

 

以上、学習塾の労働環境はくそ中のくそであることを語る記事でした。まあほかにもいくらでも愚痴は言えますが、ここではこの程度に。